「この人の地域活動」
北・赤羽岩淵駅前局長 小野寺明廣 氏
東京地方郵便局長会が毎月発行し会員に配布している機関誌の9月号「この人の地域活動」と言うコーナーに掲載されました。
昨今、局の地元に住む人が少なくなっためか、地元行事に関われる人が少なくなったため、私にお鉢が回ってきたようです。
以前から青年総代のアピールをと言われていたので、良い機会だと思いチョット大げさに書いてみました。局長の中には、鳥越や富岡等のメジャーなお祭りに関わっている人をはじめ、案外地元のお祭り・お神輿を自慢する人は少なくないので、少なからず反響はあるかも知れないとおもっています。HPにのせる価値などあるかは疑問ですが、インタビュアーの名前などは伏せてもらえれば、問題ないと思います。もっとメジャーな雑誌にでも載ったのであれば良かったのですが・・・
地域に支えられて
JR赤羽駅から徒歩五分・地下鉄南北線赤羽岩淵駅から徒歩1分。環状八号線と北本通りの交差するあたりに赤羽岩淵駅前郵便局はあります。いつも旬をとらえたウエルカムボードが出迎えてくれる明るく元気な局を訪ね、早速お話を伺いました。
◎ 沿革と周辺環境についてお聞かせください。
日光御成道(岩槻街道)の宿場町であった北区岩渕町に「北岩淵局」として開局。平成に入り東京メトロ南北線開通に伴い現在地に移り、同時に現在の局名に改称しました。 現在の赤羽岩淵駅は都電が走っていたころの終点にあたり、年配のお客さまには「都電終点の郵便局」とおっしゃる方も少なくありません。現局舎のある商店街は同時赤羽で一番の繁華街だったそうですが、現在はJR赤羽駅までの間、昭和レトロ的味わいのある商店街が続きます。現在は商業地・オフィス・住宅が混在しています。
◎ 小野寺局長の地域活動をお聞かせください。
自治会の中に多くの商店街があることや、約千二百年の歴史を持つ古社赤羽八幡神社の領区単位で活動する機会が多いため、地域への関わりは少し複雑です。大きな行事としては毎年四月に商店街連合会主催『赤羽馬鹿祭り』、十月には『北区民祭り』がありますが、部会として臨時出張所を開設するほか、パレード等へも参加をしています。また地域の推薦もあって神社の下を新幹線のトンネルが通っていることで知られる赤羽八幡神社青年総代睦会の一員となって活動に参加しています。この会は結成から約六十年を数え、二年に一度の赤羽八幡神社大祭の神輿渡御の全権を任されており、五地区約百名で組織され、東京都神社庁にも登録されている非常に珍しい組織です。二基の神社神輿がふれ太鼓・馬上の宮司の先導で二百六十人の『白丁』と呼ばれる白半纏をまとった担ぎ手により宮出しから宮入りまでの約十二時間、広大な領区内を練り歩くのがこの渡御の特徴であり、その隊列は百メートルをゆうに超え勇壮そのものです。特に疲労困憊状態の中、『六根清浄六根清浄』の掛け声とともに急な長い石段を登り切っての宮入りは、境内を埋め尽くした観客の歓声・手拍子と相まって、その盛り上がりがピークに達し感動すら覚えます。その渡御を青年総代百名が安全に運行する役目を担っているわけです。前日の氏子の家々を巡る青年総代による渡御と合わせた約二十四時間は、相当な気力体力を必要としますが、赤羽八幡神社の領区内にいわゆる町神輿はなく、神の御霊が入った神輿を迎える神事と氏子さんは捉えているため、我々が背負う責任は重大です。(赤羽八幡神社HP青年総代のコーナーへ)
◎ 地域活動の中での楽しみやご苦労されていることについて教えてください。
準備段階から後始末までそのかかわりが長期に渡る行事が多いため、自ずと拘束時間が長くなるのが悩みでもあり、反面その中での地域の方々・青年総代睦会の仲間との関わりが楽しみな部分でもあります。
◎ 今後の活動についてお聞かせください。
地域とかかわってこその郵便局であり、局長として可愛がっていただけるのだと思います。慌てず、おごらず、無理をせず、楽しんで関って行きたいと思っています。
◎ 本日はお忙しい中、お話をお聞かせいただきありがとうございました。
いつも商店街の方々から「局長・局長」と声を掛けられているのは、このような活動をされているからなのですね!今後も健康には十分に気を付けていただき、更なるご活躍を祈念しております。